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言葉の酔拳“ヴィドゲンシュタイン”
・言葉の酔拳とは?
一言で言えば全く噛み合わない会話を行い、相手の反応などにポイントを付ける事で老若男女問わずに勝敗を決める新感覚言語スポーツです。
【例】
A「そういえば、ウーロン茶のウーの字って鳥じゃないんだよ」
B「そうだね。宗教的な要素が強いと反応に困る事があるよね」
A「ミハエル=シューマッハってドイツ人でしたっけ?」
B「其れは悲しい現実だよね」
こういった、第三者から見れば無意味な筈の会話を交互に淡々と続けていきます。
・ルール
1.競技時間は2分〜3分。
2.勝敗は競技時間終了時にポイントで優っていた方を勝者とする。又、相手がダウン(後述)の後、審判が10カウントとった場合や相手が降参した場合なども勝者とする。
3.ポイントの判定は主審の独断と偏見(?)によるが、ポイントの基準を如何に記す。
1点…
@ 相手が会話を繋げてきた場合
【例】
A「ミハエル=シューマッハってロシア人でしたっけ?」
B「違うよ、彼はアメリカ人さ」
↑この場合は、Bの発言は、Aの発言に繋がるものでありAにポイントが
入る。
A 相手が言葉を極度に噛んだりどもった場合
【例】
A「ミハエル=シューマッハってロシア人でしたっけ?」
B「其れは、かな、かな、悲しい現実だね」
B 相手の発言が極端に理解不能で有る場合
【例1】Aのポイントとなる場合
A「そういえば、日曜日は何をしていたんだい?」
B「アドゲラッポタイップソラップ女子高生」
【例2】両者のポイントにならない場合
A「そういえば、日曜日は何をしていたんだい?」
B「君は女子高生の間で流行している『アドゲラッポタイップソラップ』という
呪文を知っているかい?
C 相手が笑った場合
【例】
A「昔はスマップのリーダーってタモリさんだったんだぜ」
B「…(笑)」
D 相手が短文が続いたり、テンポが悪いなど、審判が全体的に押してると
判断した場合
【例1】
A「最近の日本の政治家どもは、ナントカ還元水だとかふざけたこと
言ってて、マジでフザケテルよな」
B「麻原だよ」
A「そして、今日も地下鉄に乗り無口な他人と街に置き去りね」
B「プレイステーションだからね」
A「そういえば、日曜日は何をしていたんだい?」
B「毛利元就」
↑Bの様に単語やニ文節程度の言葉を繰り返していた場合、審判の判断
によりAに得点を入れる。
【例2】
A「そういえば、ウーロン茶のウーの字って鳥じゃないんだよ」
B「……。宗教的な要素が強いと…反応に困る事があるよね」
A「ミハエル=シューマッハってドイツ人でしたっけ?」
B「……。其れは……。悲しい現実……だよね」
2点…
@ 相手がダウンした場合
※ 相手の言葉の後に数秒間黙り込んだ状態をダウンと呼ぶ
4.主審はポイントの宣言を行う際に、一度試合を止めてポイントを宣言し、その後で再度試合を続行させる。
5.奇声を上げたり暴言を吐くなど不品行な言動をする場合は、審判が警告を行い、反則が酷い場合は対戦相手へのポイントとする。又、この方法で3ポイント以上の点を相手に与えた場合、反則負けとなる。
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